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街を見守る自販機

みなさんは自販機ときいてどのような姿、様子をイメージするでしょうか。

町の路地や住宅街に静かにひっそりと立ち、たまに人がやってきて缶ジュースやペットボトルを購入し去っていき、再びひっそりと佇む様子でしょうか。

または、高層ビル内の各階に設置され、ビルで働く人やビルに立ち寄った人の休憩や息抜きのために堂々と立っている様子でしょうか。

私がイメージする姿は前者の姿です。

コンビニも車でいかなければいけないほどの田舎に暮らしていた頃、散歩の途中で少し疲れて休憩しようかと思ったときに見える自販機の姿は、そこで静かにずっと私を待っていてくれたかのような優しい姿でした。

お金を入れると缶ジュースが出てくるという機械的なシステムではありますが、缶ジュースが落ちてくる時のガランゴロンという音がその空間に心地よく響いてきた感覚は今でも忘れることができません。

最新型の自販機やコンビニの増加は私たちの暮らしを便利且つ豊にしてくれますが、自らは何も発することなく相手を待ち続けているかのようなぬくもりを思わせる、昔ながらの自販機がこの先もなくならないことを願います。